お客がしゃべりだすキャバ嬢の接客姿勢 ■4.わかるよその気持ち■
しゃべりやすいキャバ嬢の守るべき5つの接客姿勢!本回は、4つ目になります。
4.「わかるよ」その気持ち
人間にとって一番嬉しい時っていつでしょうか?
おいしいごはんを食べた時。 お風呂あがり。お給料日。子どもが生まれた瞬間。病気がなおった時か。
一番嬉しい時は、
そのよろこびを 分かちあえた時ではないでしょうか。
おいしいごはんも、お風呂あがりのビールも、お給料日も、隣に愛する人が(倦怠期をむかえる前の恋人など)いれば なおたのしくなります。
孤独に出産するよりも、信頼できる家族や頼りになる助産師さんがいれば、さっきまでの小娘はたやすく母になる準備ができるでしょう。赤ちゃんがいるから、泣くから、抱きしめるごとに母になろう強くなろうと誓えます。
病気の苦しみは、それだけで孤独です。その痛みを、正確に伝える術はないし、比較もできない。でも もし、これ以上あるのかという痛みの中、イタイイタイと叫ぶ傍らに、力強く手を握ってくれる人がいたなら。そこには、言葉や、正確な理解はなくとも、恐怖から正気に戻す『力』があります。
ラメをふりかけて、ヘアセットもメイクも決まったあなたの目の前に、お客さまがいます。
ひとなりの孤独をもちあわせた男です。
あなたの心のフィルターを、とっても細かくして、きもちを組みとってあげて下さい。
「わかるよ」
分かりあおうとする雰囲気をつくってあげて下さい。
「わかるよ」
口にだしてみてください。
「わかるよ その気持ち」
何度も伝えて下さい。
「わかるよ その気持ち」
笑顔で。
「うちら似てるね」
そう いってもらえたなら。
何億人もの分かりあえない他人といる孤独の穴に、蜘蛛の糸が一筋降りてきた心地です。糸は、手繰れば切れる蜘蛛の糸です、孤独の穴からは生涯出られないでしょう、ですが紡げば明日の生気に繋がっていきます。
我々のお商売は、この糸を売ることです 夢を売ることです。ぜんぶ嘘や、人を騙して なんてえげつないんやと思うかもしれません。
怪人蜘蛛女は、こう返します。
でもこれが、女を買う 他人の優しさをお金で買うって事では?と。
唯一無二の戦友を得るのには、時間も労力も必要です。自分勝手でもいけないし、よいものを与えてくれるなら、見合うだけの よいものを返さねばなりません。
その面倒をお金にしたんだもん。
哀・企業戦士は…
ぜんぶ夢かもしれない 嘘かもしれない、けどもしかしたら子指の先ほどの本心があるのかも…それは、キャバ嬢恋心では?
たったひとつの真実映す 名探偵コナン!